放射線について

当クリニックの放射線科では、3名の診療放射線技師が、MRI・CT・一般撮影・骨密度測定などの検査を行っています。
全ての検査画像・検査結果は従来のフィルムを使用せず、デジタル化されているため、劣化のない画像保存、迅速な画像検索・閲覧が可能となっております。
検査によってはプラスチック類・金属類・湿布など、身に付けていらっしゃる物を外していただく場合や、検査着に着替えて頂く場合がありますので、ご協力お願い致します。
何か小さなことでも疑問や不安などがございましたら、答え致しますので、当科スタッフにお声掛け頂きますようお願い致します。

MRI

MRIとは、強力な磁石の中に入って体内の状態を詳細に描出する検査です。
当クリニックでは、「超電導型1.5テスラMRI」と、「オープン型MRI」の2機種を導入しています。検査時間は10分~40分程度です。
MRIはX線と比較して、人体への影響はほとんど無いのですが、ペースメーカーを埋め込んでいらっしゃる方や、数十年前の手術で体内に金属が留置されている方など、検査を受けて頂けない場合があります。
検査の可否はご来院の皆様の身につけていらっしゃる金属の種類によりますので、出来る限り体周囲の金属を、化粧なども含めて取り除いて頂く場合がありますので、検査前の問診と確認にご協力お願い致します。

CT

CTとは、X線を使用して体内の状態を詳細に描出する検査です。
当クリニックでは、「16列マルチスライスCT」を導入しています。
検査時間は5分~15分程度です。
脊椎全ての検査に対応しており、撮影したデータを使用して3方向からの体内断面画像を高画質・高精細に作成しています。
より精密に検査させて頂くため、仰向け、うつ伏せなど、体位を変換しながら検査をさせて頂く場合がありますので、ご協力をお願い致します。

X線TV

X線を使用して体内を透視し、観察と撮影を同時に行う検査です。
当クリニックでは、造影剤を注入して脊髄を描出する「ミエロ検査」、主に下肢の痺れを和らげる「神経根ブロック」、臀部の痛みを和らげる「仙腸関節ブロック」など、医師による検査、治療の一端を担っています。

一般撮影

X線を使って、頸椎・胸椎・腰椎・股関節・全脊椎など、体の部位や全身を撮影します。
当クリニックでは、X線TV装置を使用しての撮影と、一般撮影装置を使用しての撮影をしています。検査時間は5分~40分程度です。
X線TV装置・一般撮影装置共に、フラットパネルを使用し、画像のデジタル化を可能としています。

骨密度測定

骨の強さを計測し、骨粗鬆症の検査、治療に役立てるための検査です。 
当クリニックでは、X線TV装置を使用して、腰椎と、左右どちらかの股関節の2カ所で検査させて頂いております。検査時間は5分程度です。
骨密度測定は、高電圧・低電圧の2種類のX線を測定箇所に交互に照射し、体を透過するエネルギーを計測して骨密度を測定する精度の高い検査方法です。